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からだの声を聞きなさい 2

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2013年8月21日に書いた本の感想日記です。






 





数年前、「からだの声を聞きなさい」を読み、凄くいい本だと思って日記に書いたら、「~2」もいいですよ、とコメントいただきました。



それからしばらくしてブックオフで「~2」を見つけ、買ってはいましたが、読まずに放置していました。



今年の七月に、本棚からこの本を取り出して読もうと思ったのは、ナヲさんからの言葉でした。



「自分の体に聞くのが一番ですよ」



私は腰を良くするため、いろいろやってきましたが、寝る前にやっていた二つのポーズのうち、一つは誰から教えられたわけでなく、自然にやり始めたものでした。



それはうつぶせに寝て、肘だけ立てて腰をそらせるもので、そうやって力を抜いていくと、ボキッ、ボキボキッと腰の骨がゆるんで楽になるのです。



体はわかっているんですね。



それは私にとっていいものだそうですが、もう一つ、腰痛にいい運動と本で読んでやっていたものはやめた方がいいと言われました。



なんでもそうですが、人それぞれ自分に合ったものがあります。



本でも教えでも運動でも、他人にいいものが自分にいいとは限りません。だから、他人の意見は参考程度にした方がいいんですよね。



自分が心から納得して、「いい」「やりたい」と思ってやるのはいいんでしょうけど、



「これをやった方がいいと言われたから」

「これをやるべきだから」

「こうあらねばいけないのだ」



という考えでやるのはやめた方がいいと思います。



例えば、断捨離はいいことだと思いますが、「断捨離しなきゃいけない」と強迫観念や「ねばならない」でやるのは無理してしまいがちです。やれてない自分を責めたりすることにもなるし。



無理せず素直に自然体でやりたいことを自分のペースでやればいいと思います。でも、自分を追い詰めるのが好きな人はそうすればいいかもしれませんが。



とか言いながら、私は「こうじゃなきゃいけない」とか「こうあるべき」「これをやらなければ」なんてものはない、と思っていましたが、無意識に気づかずにそうしていたものがたくさんあったようです。



なかなか自分のことは自分で気づかないですね。ナヲさんにヒーリング&リーディング受けた時に言われて驚きました。



具体的には「怒り」以外は言われなかったので、最初はどんな縛りや不要な信念、囚われがあるんだろうと見当がつきませんでしたが、よく考えたらいろいろあったのです。全部は書きませんが。



人は鏡と言いますが、「ねばならない」に縛られている他人を感じていました。ということは、やはり自分にもそういう面があったというわけです。



その中で、「怒るのは悪いこと」「怒ってはいけない」「相手を怒らせないようにしなければ」という縛りがありました。



でも、元々私は正義感が強く、怒りのエネルギーを抑えつけていたら早死にしちゃうそうです。



無理してるつもりはなかったんですが、無理やり自分を納得させていたようです。



ではどうすればいいのか。



それは「からだの声を聞きなさい2」に書いてありました。





この本は章ごとに最後にエクササイズ(別に運動ではない)があって、読むだけでは意味がない、実践しながら読み進めるように、と書かれていました。



確かにいい本で、とても素晴らしい内容でした。さすが、世界的ベストセラーの第二弾です。



その中に怒りについても書かれていましたので、そこを書き写してみます。







<自己変革が可能となるためには、あなたの人生の全責任を負いうるものは自分自身だけである、ということをまず最初に認めなければなりません>





あなたの人生に起こることは─それが些細なことであれ、重大なことであれ─、全てあなたが過去になしたことが原因になっている、ということを知らねばなりません。



(中略)



あなたが自分の人生を変えたいと思うのであれば、あなた自身の反応を変えればよい、ということになります。



誰か、または何かに自分の人生を支配されたままになっていると、あなたの内部には次第に怒りが形成されていきます。

というのも、そうした生き方は、自分を愛することとは対極の生き方である、ということをあなたは心の奥底で知っているからです。

そして、この怒りは抑圧され、、押し殺されて、あなたの潜在意識に閉じ込められてしまいます。

その結果、あなたは他の多くの人たちと同様に、怒ることができない人間になってしまいます。

というのも、ひとたび怒り始めると、自分が完全に自制心を失ってしまうのではないか、と不安だからです。



(中略)



怒りを抑制すればするほど、あなたは自分の人生を統御できなくなります。怒りを感じた時、怒っている自分を正しくないと考えて裁くと、あなたはますます自制心を失うことになるでしょう。



自分が怒るのは、相手を自分の思い通りにしたいと思っているために、逆に相手の言動に振り回されているからである、ということを知ってください。

そんなふうに、自分の責任をしっかり引き受けたうえで怒りを表現すれば、自制心を失って相手を傷つけることにはならないでしょう。



私が「健康的な怒り」と呼んでいるのはまさにそうした怒りであり、それは最終的にはあなたにとって役立ちます。

そんなふうにして自分の責任を引き受け、強い怒りを出すことを自分に『許す』と、からだがものすごく熱くなったり、からだじゅうが沸騰するような感じになったりするものです。



(中略)



熱い感じがするのは、葛藤が解決された印であり、冷たい感じがするのは、葛藤が依然として解決されていないしるしなのです。



もしもあなたが自分のうちに抑圧された怒りがあることを感じており、しかもそれを上手く解放できないのであれば、、あなたが信頼する人に頼んで、それを解放する手伝いをしてもらいましょう。

つまり、その人に向かって思い切り怒りを表現するのです。

そうすることによって、あなたは、自分のうちに潜んでいた大いなる力との接触を取り戻すことができ、きっとその力の素晴らしさに驚嘆することでしょう。



こうして自分自身の主人公になることによって、あなたは、自分の身近にいる人々もまた全員、自分自身の主人公である、ということが理解できるようになるでしょう。

そうなると、他人の意志を尊重することができるようになります。

彼らの選択を受け入れられるようになるのです。

彼らの選択が彼らの役に立たなくても、つまり、それが、不幸や、問題や、病気や、悩みを引き起こしたとしても、それでもその選択は彼らの意識の進化に役立っている、ということがわかるのです。



(中略)





<マスターとは、この地上において決して失敗しない人のことではありません。そうではなくて、どんなことが起きようとも、その責任を完全に自分で引き受けることのできる人のことなのです>





もしもあなたが自分自身のマスターになって、自分自身や他人を思い通りにすることをやめたいのであれば、ことあるごとに心から自分をほめ、そしてまた他人をほめるようにしてください。



(中略)



毎日、「自分は最善を尽くしただろうか?」と自らに問いましょう。そうして一日を振り返る際に、様々な出来事をじっくり検討し、自分が本心から行動していたかどうか、それとも感覚にあざむかれていなかったかどうか、エゴの言うままになっていなかったか、他人に振り回されていなかったかどうかを検討してみるのです。



もしも自分が自分自身の主人公になっていないということがわかったら、そのことを自覚し、自分がある状況において自分自身の主人公になっていないという事実を心静かに確認するようにしましょう。

自分の今の心境のレベルを全面的に肯定し、そしてそれからまた向上を目指して努力を再開しましょう。





<エクササイズ>



一週間のあいだ、自分が表現した怒りの思いを確認し、ノートにとります。

一人静かに座り、それぞれの怒りの原因を探ってみましょう。

特にそれらの怒りが基本的には自分に向けられていた、ということに気づいてください。

わたしたちはともすれば怒りの原因は他者にあると考えて他者を恨みがちですが、実際には怒りの原因は自分の内部にあるのです。

つまり、怒りの原因は、私達が自分の力を他者に譲ってしまったというところにあるのです。



怒りの良い面も見るようにしましょう。

怒ることで、あなたは、じぶんの内なる力と接触し、再び自分の主人公になることができるのです。

どうしてあなたは自分を統御できなかったのか、その時のあなたを支配していた思い込みはナンだったのか、を考えて書き出しましょう。



もし誰かに対して怒りをぶつけてしまったのなら、その人に対して謝る必要があります。

もちろん、怒りの原因はその人ではなく、自分にあったと確かめた上でのことです。

その怒りが本当は自分に向けられていたこと、でも、その時にはそのことがわからなかったということを、その人に正直に告げましょう。

自分の非を認めて素直に謝罪するのです。





以上です。





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