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「西郷どん」だけではわからない偉大さ

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「西郷どん」終わっちゃいましたが、少し補足させていただきます。

まず、前書いた記事は既に訂正していますが、あらためて西郷さんの最期について書きます。

「西郷どん~真実と謎~」という本には、西南戦争の最後に桐野(人切り半次郎)が後ろから撃ったと書かれていて、そうなのかと一時期思ってましたが、それはないでしょう。

薩摩の郷中教育から培われた団結力と西郷さんを慕う思いを深く知らない熊本の方が著者なので、そこがわかっていない、とK10カフェの方に言われて、確かに、と思いました。

よく考えたら、仲間割れや裏切りはあり得ないのです。西郷さんと行動をともにしている人達に限っては。

それだけではなく、亡くなった時の状況や死体等を調べても流れ弾に当たったということがわかるそうですし、大河ドラマの解釈はなかなかいい線いってたと思います。

西郷さんに恩義を感じていたのは政府軍も同じだったので、なかなか総攻撃に取り掛かれなかった、という点も含めて。

ただ、なぜそんなに西郷さんが慕われていたか、という点が、ドラマでは少し弱かったと思います。

私が思うに、それは「許し」です。

西郷さんの驚嘆すべき神対応」に書いたように、
自分の金時計を盗んだ者を許すどころか金を与えますし、

神レベルの許しに書いたように、
西郷さんの本名を間違って報告した人を責めることなく、その名前を名乗るようにしますし、
火事の時、消火隊長の辺見が女遊びでいなかった時も普通は切腹なのに無罪放免。
散歩中に肥溜めの肥を着物にかけられても赦すどころか謝ります。
降参した相手を追い詰めることもしないので、庄内藩の武士は感激して鹿児島に学びに来て西郷南洲翁遺訓をまとめます。

ただ単に庶民的だとか仕事ができるとか清廉潔白だってだけではない、神レベルの赦しがあったからこそ、あれだけ尊敬され愛されたのです。

亡くなったあと火星になったと思われてたということや、大久保の豪華な屋敷や生活ぶりは西洋と対等に渡り合うためだったとか、私財を投げうって公共事業を行っていたので、死後借金があったとかも知りませんでしたので、全てが事実ではなかったですが、いいドラマだったと思います。

西郷さんのようにまっすぐ生き、全てを赦せる人が増えていくことを願います。



「シリカエナジー」「サンタマリア」や、中山さんの講演DVDは、
K&Kユニバース
まで。

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