W杯準々決勝の残りの試合では予想どおりアルゼンチンとオランダが勝ちましたが、どちらも何とか勝ったという感じでした。
特にオランダは圧倒的に攻めてたにも関わらず、延長終了まで0-0。
しかし、終了間際にGKを交替させる奇策に出ます。
それにもビックリしましたが、延長後半終了寸前まで交代枠をまだ一つ残していたことも驚きでした。
勝たないと先に進めないので、普通は勝負に出ます。でも、2枚目も延長後半にようやくFWを投入するという具合でした。
今までずっとオランダのゴールマウスを守っていた背番号1は交替に最初は納得いかなかったようですが、代わって入ったキーパーはPKを止める名人だったようです。
結局2本も止めてオランダが勝利。エースキーパーも喜んでハグしてました。
しかし、オランダのファン・ハール監督は策士です。
昔は頑固もので自分の戦術を変えなかったようですが、今大会前の親善試合で結果が出なかったので、オランダ伝統のトータルフットボールや左右にウイングを置く3トップにこだわることをやめたのです。
初戦は5バックで守ってカウンターという戦術でスペインにボロ勝ちしましたし、メキシコとの戦いでは途中でシステムを3度も変えて逆転勝ち。
FWのカイトをサイドバックで使ったりもしています。
今一番乗ってる監督です。(ちなみに、W杯後は香川のマンUの監督になりますので、そちらも楽しみです)
怪我人や出場停止もいないので、アルゼンチンにも勝つんじゃないでしょうか。
アルゼンチンは絶好調のディ・マリアが負傷して時節絶望だし、代わりに負傷中のアグエロが出られるかもしれませんが、メッシはほとんど守備しないし、チームとしての評価は高くありません。
メッシさえ抑えられればオランダが勝つでしょう。
ブラジルはエースとキャプテン不在ではドイツに勝てないんじゃないかな。こちらもチームとしての評価は今ひとつですし。
決勝はドイツVSオランダと予想します。最初はブラジルVSアルゼンチンだと思ってたんですけどね。
ついに、南米大会で初の欧州勢の優勝が見られるかもしれません。それも、準優勝三回でまだ優勝のないオランダがついに初のW杯を手にするかもしれません。
とにかく、次の準決勝が楽しみです。
今までの常識や過去の実績にとらわれず、失敗を恐れず、先入観を持たずに、勇気を持って目の前の出来事に集中して対処する。
ファン・ファールが今やってることは、サッカーに限らず、人生の秘訣ではないでしょうか。
(また最後に良い話に持っていこうとして。ただのサッカー馬鹿のくせに by リトルken2)
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策士に学ぶ
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