別に透視に興味があったわけじゃないですが、図書館にあったので読んでみました。
アマゾンの紹介文にはこうあります。
ドイツで35万部を突破し、10か国以上に翻訳されているベストセラーが、待望の邦訳。
ドイツで「マインド・リーダー」として活躍する著者が、日常生活で使える「マインド・リーディング」のテクニック&メソッドを初公開。
たとえ一言も話さなくても相手の考えていることがわかったり、ちょっとしたしぐさや言葉から相手の本音を読み解いたりすることができる方法が満載。
多数紹介されているさまざまな「実験」を試すことで、だれでも理解が深まるようになっている。
本書を読めば、有利で楽しいコミュニケーション術、人生が好転する思考法が手に入るだろう。
では、私の感想です。
著者は、通訳中に、講師が次に何を言うのかわかるようになったそうで、それだけだと超能力か? と思いがちですが、直観以外に観察力やいろんなテクニックも使っているのです。そして気功や瞑想や趣味のマジックの訓練などもその基礎になっているようです。
目や体の動き、言葉や外観などに心が表れているので、それらを観察したうえで直観力を使うのです。
ただ、私は透視よりも、この本に書いてある、いろんなエピソードに興味を惹かれました。
人間は見たいものを見てる、とは学生時代の心理学の教授の言葉ですが、これは、自分の経験に当てはめて見てるだけで正確にありのままには見ていない、ということでもあります。
目に入ってるだけで、無意識に見ていると実はあとで何があったかを思い出すのは困難だったりします。
常に意識的にモノを見ることは今にいることにもなりますが、透視の訓練にもなるようです。
思い込みが実際に肉体に及ぼす影響は凄いです。自分でも2,3実体験してるのでそれは知ってはいましたが、無意識でもかなりの効果があるようです。
たとえば、肥満気味のホテルの従業員を2つのグループに分け、片方にだけ部屋の掃除はスポーツと同じだけの減量効果がある、と言う(もちろんウソの情報です)と、3週間後、そのグループだけ明らかに減量に成功しているのです。
生活習慣は何一つ変えていないのに。
ユリゲラーがTVで喫煙者にタバコを持って来させ、一斉にその箱を投げ捨てさせたあと、
「あなたは今後二度とタバコを吸わない」
と言っただけで、実際に禁煙に成功した人が大勢出たそうですが、これもユリゲラーの超能力というより、それを聞いた人がそれを信じた結果だと思います。
また、骨折してギプスをすると、その下の筋肉は急激にやせ細るという話をよく耳にすると思いますが、実はトレーニングしてるイメージングをすると、ギプスを外しても筋肉量が落ちない、という実験結果もあるのです。
イメージや思い込みは肉体だけでなく、運がいい、ということにも影響します。
この新聞に載ってる写真を数えてください、とだけ被験者に伝えるんですが、実は紙面の中央に大きく「この記事を読んだと係の人に言えば100ドル差し上げます」と書かれていました。
日頃、自分は運がいい、と思っている人達はみな、100ドルをもらいましたが、ツイテないと思ってた人達は写真を数えるだけで、記事には気づきませんでした。
運がいい、と思ってる人はリラックス傾向にあるので、視野やハートがオープンになって気づきやすくなるのではないか、と実験者は結論づけたようです。
私もよく、ラッキーとか書いてますが、あれはあえて自分はついてる、と無理にでもこじつけでも解釈することで、やがて、自分は本当についてると思えるようになり、物事をポジティブに見られるようになる訓練だったんです。
でも、ついてると思うことは、引き寄せや波長同通の法則だけの効果ではなかったんですね。
最終的にはありのままに見て何が起きても動じない、全て受け入れるというのが理想だとは思いますが、ネガティブな方はまず、ポジティブな見方もできる、ということを知ることから始めた方がいいと思います。
私は昔はかなりネガティブだったんです。ついてない、裏目男だと思ってましたから。
今はついてますよ。ラッキーマンです。
目の動きについては昔「千里眼」という小説によく出てきましたが、左は記憶、右は創造、で、上は視覚、横は聴覚、下は味覚触覚、ということでわかりやすく説明がありました。
左利きの人の中にはまれに逆の動きもあるようですが、だいたい当たってるようです。
この本には、そういった実例はもちろん、読者向けの訓練法や実験なども書かれていますので、納得しやすいし、実践的な本だと思います。
そうそう、怒りを鎮めるには自分に向かってウインクすると良いそうです。
気分が良くない時は無理やり口角をあげるだけで気持ちが上向きます。
お試しあれ。
アマゾンの紹介文にはこうあります。
ドイツで35万部を突破し、10か国以上に翻訳されているベストセラーが、待望の邦訳。
ドイツで「マインド・リーダー」として活躍する著者が、日常生活で使える「マインド・リーディング」のテクニック&メソッドを初公開。
たとえ一言も話さなくても相手の考えていることがわかったり、ちょっとしたしぐさや言葉から相手の本音を読み解いたりすることができる方法が満載。
多数紹介されているさまざまな「実験」を試すことで、だれでも理解が深まるようになっている。
本書を読めば、有利で楽しいコミュニケーション術、人生が好転する思考法が手に入るだろう。
では、私の感想です。
著者は、通訳中に、講師が次に何を言うのかわかるようになったそうで、それだけだと超能力か? と思いがちですが、直観以外に観察力やいろんなテクニックも使っているのです。そして気功や瞑想や趣味のマジックの訓練などもその基礎になっているようです。
目や体の動き、言葉や外観などに心が表れているので、それらを観察したうえで直観力を使うのです。
ただ、私は透視よりも、この本に書いてある、いろんなエピソードに興味を惹かれました。
人間は見たいものを見てる、とは学生時代の心理学の教授の言葉ですが、これは、自分の経験に当てはめて見てるだけで正確にありのままには見ていない、ということでもあります。
目に入ってるだけで、無意識に見ていると実はあとで何があったかを思い出すのは困難だったりします。
常に意識的にモノを見ることは今にいることにもなりますが、透視の訓練にもなるようです。
思い込みが実際に肉体に及ぼす影響は凄いです。自分でも2,3実体験してるのでそれは知ってはいましたが、無意識でもかなりの効果があるようです。
たとえば、肥満気味のホテルの従業員を2つのグループに分け、片方にだけ部屋の掃除はスポーツと同じだけの減量効果がある、と言う(もちろんウソの情報です)と、3週間後、そのグループだけ明らかに減量に成功しているのです。
生活習慣は何一つ変えていないのに。
ユリゲラーがTVで喫煙者にタバコを持って来させ、一斉にその箱を投げ捨てさせたあと、
「あなたは今後二度とタバコを吸わない」
と言っただけで、実際に禁煙に成功した人が大勢出たそうですが、これもユリゲラーの超能力というより、それを聞いた人がそれを信じた結果だと思います。
また、骨折してギプスをすると、その下の筋肉は急激にやせ細るという話をよく耳にすると思いますが、実はトレーニングしてるイメージングをすると、ギプスを外しても筋肉量が落ちない、という実験結果もあるのです。
イメージや思い込みは肉体だけでなく、運がいい、ということにも影響します。
この新聞に載ってる写真を数えてください、とだけ被験者に伝えるんですが、実は紙面の中央に大きく「この記事を読んだと係の人に言えば100ドル差し上げます」と書かれていました。
日頃、自分は運がいい、と思っている人達はみな、100ドルをもらいましたが、ツイテないと思ってた人達は写真を数えるだけで、記事には気づきませんでした。
運がいい、と思ってる人はリラックス傾向にあるので、視野やハートがオープンになって気づきやすくなるのではないか、と実験者は結論づけたようです。
私もよく、ラッキーとか書いてますが、あれはあえて自分はついてる、と無理にでもこじつけでも解釈することで、やがて、自分は本当についてると思えるようになり、物事をポジティブに見られるようになる訓練だったんです。
でも、ついてると思うことは、引き寄せや波長同通の法則だけの効果ではなかったんですね。
最終的にはありのままに見て何が起きても動じない、全て受け入れるというのが理想だとは思いますが、ネガティブな方はまず、ポジティブな見方もできる、ということを知ることから始めた方がいいと思います。
私は昔はかなりネガティブだったんです。ついてない、裏目男だと思ってましたから。
今はついてますよ。ラッキーマンです。
目の動きについては昔「千里眼」という小説によく出てきましたが、左は記憶、右は創造、で、上は視覚、横は聴覚、下は味覚触覚、ということでわかりやすく説明がありました。
左利きの人の中にはまれに逆の動きもあるようですが、だいたい当たってるようです。
この本には、そういった実例はもちろん、読者向けの訓練法や実験なども書かれていますので、納得しやすいし、実践的な本だと思います。
そうそう、怒りを鎮めるには自分に向かってウインクすると良いそうです。
気分が良くない時は無理やり口角をあげるだけで気持ちが上向きます。
お試しあれ。