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神道のこころ

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2012年2月9日に書いた本の感想日記です。




 




 




「神道のこころ」葉室頼昭 




マイミクさんが絶賛してたので、読んでみたんですが、素晴らしい本でした。

でも、半分は葉室頼昭さんの数奇な人生が書かれていて、これがまた凄かったです。



華族(貴族)の家と武家の家、学習院などの状況が、戦前は一般家庭や普通の学校とどう違っていたかということがよくわかりました。



勉強せずに落ちこぼれだったのに、全く競争することなく、猛勉強するようになると、途端に成績上位に入り、大阪大学の医学部に入りますが、肺結核で倒れます。



でも、東京へ帰るまでの間、読んだ本に感激して、東京へ着くと治ってしまいます。



そして、日本に学部が無かった形成外科の医者になり、三ツ口とかの赤ちゃんの治療をするようになるんですが、そこで鍼と出会い、東洋医学に目覚めます。



簡単に書くとこんな感じですが、凄い話や素晴らしい話がいっぱいです。



最後は春日大社の宮司になるんですが、そんな方のインタビューを元にした本です。



この本の題名から、神道についての難しい解説かと思っていましたが、とても読みやすいうえに、神道以外の話もとても素晴らしいものでした。



もちろん、神道についてほとんど知らない元クリスチャンの私には、神道がどういうものか、ようやくわかったって感じで、読んで良かったです。



本来の神道がいかに素晴らしいものかがよくわかりました。



とはいっても、この方の伝えたいことのほんの一部だそうなので、他の著書も借りようと思います。



底辺にちゃんとした科学知識もある方のお話なので、説得力もありますが、理屈っぽい話はしません。

心や宇宙の話をされ、実例を挙げたうえでの、感謝や待つことの大切さの話なので、もう、否定のしようがないです。



感謝の心が大事だとはよく聞きますが、それがさらに深く身にしみました。



そして、待つことの大事さということを私は知らなかったですね。

慌てず急がずに生きなければと反省しました。特に車の運転ですが。


図書館で借りた本だけど、これは買っておこうかなと思わされた一冊です。





※まさか、事故ったあとに、車の運転について最後触れてた日記をアップすることになるとは。今日保険会社の担当者と話したばかりだったので、ちょっと驚きました。



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