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「憎しみは~愛によってのみ~」スリランカの話

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先日ラジオに出演していたスリランカ人の話を聞いて初めて知ったことがいろいろありました。
私が無知なだけかもしれませんが。

日本はサンフランシスコ講和条約でアメリカ・ソ連。イギリス・中国に4分割統治されるところだったんですね。

ドイツも朝鮮もベトナムも分割された歴史を見れば、それは当然の流れだったのでしょう。

しかし、その前の会議で、当時イギリス領セイロン(現スリランカ)代表のJ.R.ジャワルデネ氏が演説し、
自国の損害賠償請求を放棄するとともに、日本に自由を与えるよう訴えたのです。

日本も同じ仏教が浸透してる国だという点と、アジアに希望を与えた点を彼は評価してたからです。

その時に仏陀の言葉を引用しました。

憎しみは憎しみによっては止まず、ただ愛によってのみ止む

その結果、分割統治は回避されたのです。

小国でも堂々と正論(セイロンだけに?)をぶった(仏陀ではなく)J.R.ジャワルデネ氏(後の大統領)は素晴らしい方ですね。

こういうことは教科書で教えるべきでしょう。私は全く知りませんでしたよ。

日本人はスリランカに感謝しないと。

下記にその演説の訳が載っています。

http://www.d7.dion.ne.jp/~tomoca/nettaigo/address_jr_ja.htm


インドはヒンズー教徒が多いですが、隣のスリランカは仏教国です。

仏陀が悟りを開いたとされる菩提樹もスリランカに移設されてるそうです。

他にも仏陀の足跡が頂上に残っていると言われるスリランカの霊峰「スリパーダ」など、仏陀関連のパワースポットが多いそうです。仏陀自身も何度か訪れたようです。


これを紹介してくれたにしゃんたさんは今40代ですが、子供の頃日本については「おしん」で知ったそうです。

おしんは視聴率80%で何度も再放送されたそうですが、当時のスリランカの生活環境に近いものがあったらしく、日本には親近感を抱いていたと言います。

でも、しばらくして、日本から中古車が輸入されてきてビックリしたのです。

同じような国だと思っていたのに、既に先進国のような国になっていたことに。

彼は小さい頃からボーイスカウトをやっていて、10代の時に大統領スカウトに選ばれ、J.R.ジャヤワルダナ大統領にバッジを付けてもらい、スリランカ代表として日本を訪れ、文化を含め全てに驚いたと言います。

もう一度個人的に行きたいと父に願い、お父さんは家を担保にお金を借りてくれ、翌年立命館に留学し、今は日本の大学で教えています。(お父さんも凄いですね)

彼が最近書いた本が、

「ブッダと歩く神秘の国 スリランカ」

で、写真もたくさん載ってるそうです。

これも知らなかったんですが、この本のアマゾンのサイトによると、

マルコポーロはスリランカをこう評していたそうです。

「世界で一番、素晴らしい島」
「インド洋に浮かぶヒスイのペンダント」

最近でも、

2010年には「ニューヨークタイムズ誌」で「訪れるべき国」の1位。
2013年には、世界的に有名な旅行雑誌「ロンリープラネット」の「もっとも旅行したい国」でも1位。
さらに2015年には、日本の旅行代理店の「行きたい国」アンケートのランキングで1位。

だそうです。

でも、にしゃんたさんは、みんなせっかく来ても決まった観光地にしか行かないからもったいない。
だからスリランカ人ならここに行く、という場所を案内したのが先ほどの本だということでした。

いつか行ってみたいです。

それまではセイロンティーでも飲んで、ネットで写真でも眺めてスリランカに思いをはせることにします。


https://www.google.co.jp/search?q=スリランカ+画像&client=opera&biw=1280&bih=913&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ved=0CBsQsARqFQoTCLe-65mlyMgCFUMnlAodviIPdg#imgrc=vsvV-jzT1jeA1M%3A


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