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Channel: 今しかないなら by ken2
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家の布団の上で安らかに

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母方のおばあちゃんは南の島に住んでいました。
子どもの頃、1年に1回親と一緒に会いに行くくらいでしたので、おばあちゃんとの思い出はあまり記憶にありません。

しかも、離島の方言はよくわからなくて、そんなに会話した憶えもありません。

母が大家族の末っ子だったので、おばあちゃんは私が小さい頃既に相当高齢で、一緒にどこかへ遊びに行ったことも無かったと思います。

だから、そんなにかわいがられたという記憶もありません。孫も何十人もいたし、近くに住んでた子は親しくしてたかもしれませんが。

それが、亡くなってもう30年くらい経ってるのに、名前すら忘れていたような私を見守ってくれているというので、ありがたいと思いました。
恥ずかしながら、いくら思い出そうとしても父方のおばあちゃんの名前しか出て来なかったので、母に名前を確認するため昨日電話しました。

「ある人から、俺の後ろにおばあちゃんがいて見守ってるって言われたんだけど」

「あぁ、そう。おばあちゃんはマリア様に愛されていて、マリア様にずっとお祈りしてる人だったから、孫の為に祈るのも、見守るのも当り前だと思うよ」

それから、亡くなる前の話をいろいろしてきたのです。

ガンだったのに全く痛みを感じないまま亡くなったというのが私の記憶。

それはあってたようですが、入院しながら叔父が取り寄せた丸山ワクチンを飲んでいたようです。

病室では他の患者さんに見えないように布団の下でロザリオを手にしてずっと祈ってたそうです。(ロザリオの祈りはマリア様が勧めているもの)

入院後しばらくして、お腹が膨れて全く食欲がなくなった時、母は医者に温熱療法をしてもいいかと尋ねて許可をもらって施術したそうです。
煙が出ますが、もう死期が迫ってるということで個室に移動してたから出来たのです。(窓は開けたでしょうけど)

そのあと母は、看護婦さんに浣腸を頼みました。

すると、排便があり、お腹もある程度凹み、水を飲めるようになったので、おばあちゃんに聞いたそうです。家に帰りたいかと。

帰りたいというので、他の叔父叔母に相談もせず、母は退院を願い出ました。

自宅は病院から1時間かかる場所にあり、途中で死ぬかもしれないと脅されたうえに、叔父叔母からも勝手にそんなことを、と言われたそうですが、

「ここにいても、たくさん管に繋がれて2,3日で死んじゃうだけだし、本人が帰りたいと言ってるのだから」

と言って説得して連れて帰ったのです。

なんとか、無事に家に帰りついたそうですが、しばらくすると、おばあちゃんは自分一人でトイレに行けるくらいまで元気になったそうです。退院して大正解ですね。
それから1ヶ月後、自宅の布団の上で、叔母に手を握られたまま、スッと亡くなったそうです。

そんな理想の旅立ち方を聞いたあと、名前を確認しました。


そして、今気づいたんですが、ミクシィで以前いろいろと教えてくれて、私がとても信頼していた女性のHNとおばあちゃんの本名が全く同じだったんです。
カタカナというところまで。
(でも、その頃もおばあちゃんと同じ名前だとは全く頭になかったです。そのくらい、おばあちゃんのこと忘れてました)

その方はもうミクシィやってないし、今どうされてるのかわかりませんが、龍とお友達で天候を操れた能力者で、宇宙人(見た目は地球人)のお友達がいて、いろいろと不思議話を聞かせていただいたり、シャーマンストーンを安く譲っていただいたりしましたし、親友が亡くなる前後もお世話になったんです。
まさかそういう縁があったとはね。

それなのに、その方のこともすっかり忘れてましたが、おばあちゃんのおかげで思い出しました。それで、今日ミクシィの方見たら、退会はしてないようでしたのでメッセージ送りました。(アメブロはメッセージ規制を受けていて送れませんが)
3年振りです。見てくれたら嬉しいですが。

そういえば、一度遠隔ヒーリング&リーディング受けた時に、電話したので、番号知ってたんでした。
でも、電話するほどのことでもないですね。
「おばあちゃんと同じ名前でした」ってだけだし(笑)


さて、昨日の夜、会社を出て母に電話したあと、
私も自分の家の布団の上で安らかに眠りにつきたいものだ、
と思いながら家に帰り、マンションの階段を上がると、一つ下のフロアを大きなゴキブリが歩いていました。

こちらへ引っ越して18年ほど経ちますが、そんなの初めて見ました。部屋にもほとんどゴキブリは出ないですし。

ゴキちゃんに罪はないですが、どうにも好きにはなれません。

やな感じだなぁ、と思いながら部屋へ入って、録画してたお笑い番組見ていたら、長男が声をあげました。

「ゴキブリ!」

なんとリビングのじゅうたんの上をさっきと同じようなゴキブリが一匹這い回っていたのです。

通常虫が室内に入ってきたら、掃除機の先にネットを被せて吸い取ってベランダから外に逃がしますが、ゴキブリはなかなかじっとしてないので難しいです。

それで、ガムテープを逆にまいたパイプで叩く作戦をとったんですが、次男の机の下あたりに逃げられてしまいました。

しかし、かなり散らかっているので、片付けからしなければなりません。

もう夜中の11時過ぎてましたが、ゴキちゃん退治をしないことには眠れません。

なぜなら、今私はリビングにマットを敷いて寝てるからです。

3LDKのマンション買った時は家族3人でしたが、今6人なので、部屋が足りず、次男の机もリビングの端に置いてる始末。

リビングには一応ソファベッドがありますが、背もたれを倒すタイプです。でも、壁際に置いてるので、ベッドにするには手前に移動させなきゃいけません。

毎回それをするよりはマットを床に敷く方が楽なのでそうしてるんですが、ゴキちゃんが這い回るところでは寝られません。

なかなかゴキちゃんは出てきませんでしたが、片付けして掃除がようやく終わった頃に姿を現しました。

私に部屋の片付けと掃除をやらせる為に出てきた天使なのかもしれません。羽も生えてるし(笑)

ありがたいですね。でも、天使らしく本来いる世界へ帰っていただきました。

仕方ないです。他にどうしようもなかったですから。「ごめんね」と思いながら外したガムテープで亡骸をミイラのようにぐるぐる巻きにしてゴミ箱に葬りました。

もう時計の針は0時を過ぎてましたが、風呂に入ったあと、
家の布団の上で安らかに眠りにつきました。
確かに数時間前に意図したとおりでしたが、そういう意味じゃなかったんですけどね(笑)

でも、下手すると一晩中ゴキちゃん退治で眠れないところでしたし、部屋も綺麗になったし、すぐにお役目を終えてくれたので良かったです。

たぶん迷いゴキじゃないかなと思いましたが、ゴキブリは一匹見たら複数いると言われてますので、一応コンバットを買いました。

これで今日も、家の布団の上で安らかに眠れることでしょう(笑)

人生の最後もそんな感じだったらいいですね。

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