巨匠達の作品はどれも面白いですが、今回は最近になって読んだ作品の感想とご紹介です。
ハインラインは1907年~1988年、アシモフは1920年~1992年、クラークは1917年~2008年ですから、ほぼ同年代の50年代から80年代あたりが全盛期といえるでしょう。
その頃に書いた作品なのに、全然古臭さがなく、その時はSFの世界だったものが現実になっているものがあったり、実はスピリチュアルな内容や、これからの世界を予見しているような内容が含まれている点はさすがだと思います。
最初は、アイザック・アシモフの「ネメシス」上下巻
本の紹介文をまず載せます。
「時は2220年。植民衛星ローターの天文学者ユージニアは、太陽からわずか2光年のところに未知の恒星を発見した。おりしも地球からの独立を望んでいたローターの指導者ピットは、秘密裡に太陽系脱出を計画。独自に開発したハイパー・アシスト駆動を利用して、衛星の住民ごと新世界へ旅立った。だが、人類の新たな故郷になるはずのこの星―ネメシスは、やがて太陽系におそるべき打撃をもたらすことになる災厄の星だった!」
「平穏な軌道を描いていると思われたネメシスは、実は太陽に向かって直進しつづけていた!太陽系に達するのは5000年後だが、人類の避難はすぐにも始めねばならない。だがローターの独立に拘泥するピットは、この事実を地球に報告することを拒否。対立するユージニアとその娘をネメシス系の衛星エリスロに追放してしまう。しかし、そこには新たな驚異が・・・・・・巨匠アシモフが未来史の設定を離れて描いた最後の本格宇宙SF!」
この作品は、植民衛星側と地球側の話が交互に描かれているので、長いですが読みやすいし飽きさせません。
そして、相手の心が読めるかのような鋭い洞察力の娘や、小さくに分かれているけれど意識は一つというワンネス状態の生命体など、スピ的な要素もあり、最後の結末は予想できなかったので、さすがだと思いました。
いろんな対立や立場の違いやそれぞれのストーリーがあって面白かったです。
続いて、ロバート・A・ハインラインの「月は無慈悲な夜の女王」
本の紹介文はこちら
「2076年7月4日、圧政に苦しむ月世界植民地は、地球政府に対し独立を宣言した! 流刑地として、また資源豊かな植民地として、月は地球から一方的に搾取され続けてきた。革命の先頭に立ったのはコンピュータ技術者マニーと、自意識を持つ巨大コンピュータのマイク。だが、一隻の宇宙船も、一発のミサイルも持たぬ月世界人が、強大な地球に立ち向かうためには……ヒューゴー賞受賞に輝くハインライン渾身の傑作SF巨篇」
三部構成になっていて結構長いです。
アメリカで人気No.1だそうですが、たぶんアメリカ自身の独立戦争を彷彿とさせる点が共感を呼ぶのでしょう。
AIを準主役に選び、政治の駆け引きや敵を欺くにはまず味方から、みたいな展開は面白いです。
ただ、日本で人気の「夏への扉」のような軽い感じで読みやすい作品とは対照的に真面目でしっかり書かれた作品です。
最後は、アーサー・C・クラーク&グレゴリー・ベンフォードの「悠久の銀河帝国」
本の紹介文です。
「遙かな未来、地球は砂漠に覆われ、かつては繁栄を誇った幾多の都市も廃墟と化し、ただひとつダイアスパーだけが最後の都市としてほそぼそと生き延びていた。このダイアスパーで7000年ぶりに生まれた子供アルヴィンは、変化のない生活に飽きたらず、外の世界を探険すべく旅立つが…巨匠クラークの名作『銀河帝国の崩壊』を第1部とし、ハードSFの第一人者ベンフォードが第2部を新たに書き加えた、壮大なる未来叙事詩」
「銀河帝国の崩壊」という初期の作品は最初の出版社からボツにされ、別の出版社から出したそうです。巨匠でもそういうことがあるんですね。
でも、この第一部は冒険要素たっぷりで面白いです。続編を書いたベンフォードは、アシモフの「ファウンデーション」の続編も書いている作家ですが、第一部より少し難しい話になっていて、主人公も変わっています。冒険ものという点は同じですが。
最後は非物質世界での戦いになっていて、肉体は横になって目をつぶったままなところが、変性意識体験そのものなので、そこは最近の作家だな、と思いました。
私はブログには書けない内容をSF小説として表現しようと思っているので、その準備として巨匠達の作品を読みました。
最近はSFを読むことがあまりなかったので、何かしらいい影響をもらえるんじゃないかと思って。
やっぱ巨匠達の作品は前に紹介したもの方が好きですが、楽しい時間を過ごせました。
ただ、空いた時間はハンドパンを触ることが多いので、いつ書けるかわかりませんが、いいアイデアが浮かんだら手をつけようと思います。
K&K&KのCD「STREAM」は下記お申し込みフォームで受け付けていますが、今日の深夜で締めきります。
https://ws.formzu.net/dist/S14774456/
申込ファームが使えない方は、下記メールにて受け付けます。
kandkuniverse@yahoo.co.jp
2月16日(土)チャクラ瞑想&ケイ素勉強会
2月22日(金)シンギングボウル瞑想会
のお申し込みはこちら
2月のK&Kのイベント
3月15日(金)~17日(日)の第6回万座温泉ツアーは募集開始しました。
3月22日(金)天王寺 K&Kの部屋・シンギングボウル瞑想会・ケイ素勉強会
3月23日(土)大淀 シンギングボウル瞑想会・ケイ素勉強会
3月24日(日)刈谷 シンギングボウル瞑想会(満席)・ケイ素勉強会
のお申し込みはこちら
K&K in 大阪・愛知
「シリカエナジー」「サンタマリア」や、中山さんの講演DVDは、
K&Kユニバースまで。
ハインラインは1907年~1988年、アシモフは1920年~1992年、クラークは1917年~2008年ですから、ほぼ同年代の50年代から80年代あたりが全盛期といえるでしょう。
その頃に書いた作品なのに、全然古臭さがなく、その時はSFの世界だったものが現実になっているものがあったり、実はスピリチュアルな内容や、これからの世界を予見しているような内容が含まれている点はさすがだと思います。
最初は、アイザック・アシモフの「ネメシス」上下巻
本の紹介文をまず載せます。
「時は2220年。植民衛星ローターの天文学者ユージニアは、太陽からわずか2光年のところに未知の恒星を発見した。おりしも地球からの独立を望んでいたローターの指導者ピットは、秘密裡に太陽系脱出を計画。独自に開発したハイパー・アシスト駆動を利用して、衛星の住民ごと新世界へ旅立った。だが、人類の新たな故郷になるはずのこの星―ネメシスは、やがて太陽系におそるべき打撃をもたらすことになる災厄の星だった!」
「平穏な軌道を描いていると思われたネメシスは、実は太陽に向かって直進しつづけていた!太陽系に達するのは5000年後だが、人類の避難はすぐにも始めねばならない。だがローターの独立に拘泥するピットは、この事実を地球に報告することを拒否。対立するユージニアとその娘をネメシス系の衛星エリスロに追放してしまう。しかし、そこには新たな驚異が・・・・・・巨匠アシモフが未来史の設定を離れて描いた最後の本格宇宙SF!」
この作品は、植民衛星側と地球側の話が交互に描かれているので、長いですが読みやすいし飽きさせません。
そして、相手の心が読めるかのような鋭い洞察力の娘や、小さくに分かれているけれど意識は一つというワンネス状態の生命体など、スピ的な要素もあり、最後の結末は予想できなかったので、さすがだと思いました。
いろんな対立や立場の違いやそれぞれのストーリーがあって面白かったです。
続いて、ロバート・A・ハインラインの「月は無慈悲な夜の女王」
本の紹介文はこちら
「2076年7月4日、圧政に苦しむ月世界植民地は、地球政府に対し独立を宣言した! 流刑地として、また資源豊かな植民地として、月は地球から一方的に搾取され続けてきた。革命の先頭に立ったのはコンピュータ技術者マニーと、自意識を持つ巨大コンピュータのマイク。だが、一隻の宇宙船も、一発のミサイルも持たぬ月世界人が、強大な地球に立ち向かうためには……ヒューゴー賞受賞に輝くハインライン渾身の傑作SF巨篇」
三部構成になっていて結構長いです。
アメリカで人気No.1だそうですが、たぶんアメリカ自身の独立戦争を彷彿とさせる点が共感を呼ぶのでしょう。
AIを準主役に選び、政治の駆け引きや敵を欺くにはまず味方から、みたいな展開は面白いです。
ただ、日本で人気の「夏への扉」のような軽い感じで読みやすい作品とは対照的に真面目でしっかり書かれた作品です。
最後は、アーサー・C・クラーク&グレゴリー・ベンフォードの「悠久の銀河帝国」
本の紹介文です。
「遙かな未来、地球は砂漠に覆われ、かつては繁栄を誇った幾多の都市も廃墟と化し、ただひとつダイアスパーだけが最後の都市としてほそぼそと生き延びていた。このダイアスパーで7000年ぶりに生まれた子供アルヴィンは、変化のない生活に飽きたらず、外の世界を探険すべく旅立つが…巨匠クラークの名作『銀河帝国の崩壊』を第1部とし、ハードSFの第一人者ベンフォードが第2部を新たに書き加えた、壮大なる未来叙事詩」
「銀河帝国の崩壊」という初期の作品は最初の出版社からボツにされ、別の出版社から出したそうです。巨匠でもそういうことがあるんですね。
でも、この第一部は冒険要素たっぷりで面白いです。続編を書いたベンフォードは、アシモフの「ファウンデーション」の続編も書いている作家ですが、第一部より少し難しい話になっていて、主人公も変わっています。冒険ものという点は同じですが。
最後は非物質世界での戦いになっていて、肉体は横になって目をつぶったままなところが、変性意識体験そのものなので、そこは最近の作家だな、と思いました。
私はブログには書けない内容をSF小説として表現しようと思っているので、その準備として巨匠達の作品を読みました。
最近はSFを読むことがあまりなかったので、何かしらいい影響をもらえるんじゃないかと思って。
やっぱ巨匠達の作品は前に紹介したもの方が好きですが、楽しい時間を過ごせました。
ただ、空いた時間はハンドパンを触ることが多いので、いつ書けるかわかりませんが、いいアイデアが浮かんだら手をつけようと思います。
K&K&KのCD「STREAM」は下記お申し込みフォームで受け付けていますが、今日の深夜で締めきります。
https://ws.formzu.net/dist/S14774456/
申込ファームが使えない方は、下記メールにて受け付けます。
kandkuniverse@yahoo.co.jp
2月16日(土)チャクラ瞑想&ケイ素勉強会
2月22日(金)シンギングボウル瞑想会
のお申し込みはこちら
2月のK&Kのイベント
3月15日(金)~17日(日)の第6回万座温泉ツアーは募集開始しました。
3月22日(金)天王寺 K&Kの部屋・シンギングボウル瞑想会・ケイ素勉強会
3月23日(土)大淀 シンギングボウル瞑想会・ケイ素勉強会
3月24日(日)刈谷 シンギングボウル瞑想会(満席)・ケイ素勉強会
のお申し込みはこちら
K&K in 大阪・愛知
「シリカエナジー」「サンタマリア」や、中山さんの講演DVDは、
K&Kユニバースまで。