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ごまかしだらけの安保法案だけど

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昨日インターFMを聞きながら家に帰りました。
デイブフロムショーでデイブと一緒に番組やってるジョー横溝が、民主党の玉木雄一郎議員に話を聞いていたのですが、そんな内容の番組までやってるなんて知らなかったです。
内容にも驚きました。
ただ私が無知なだけかもしれませんが、シェアします。

集団的自衛権に関する安保法案が国会を通過しようとしていますが、国際協力で他国軍への後方支援を可能にするためと言われていますよね。

でも、国際的には「Logistic Support」と言われているこの行為は「兵站」のことで、
「後方支援」は「Combat Service Support」というそうです。

ウイキによると兵站とは、

戦争において作戦を行う部隊の移動と支援を計画し、また、実施する活動を指す用語でもあり、例えば兵站には物資の配給や整備、兵員の展開や衛生、施設の構築や維持などが含まれる

作戦行動を行う部隊の軍事的な機能を保持させる後方支援(Combat Service Support)があり、これらに比べて兵站(logistic support)はより広い範囲を指示する概念である。

ということで、後方には限らないのです。


また、当初ホルムズ海峡が機雷で封鎖された時、タンカーが通れるようにするためと言っていたのに、最近ホルムズ海峡は特に想定していない、とかって話になってるとか。


あと、尖閣諸島に中国が攻め入ろうとしてるから必要だとかって話もありますが、今回の関連法案10個の中に、離島防衛に関するものはないそうです。


極めつけは憲法違反だと判断する専門家が多いのに、それを無視していること。

まぁ昔から憲法変えずに解釈変えてきてますが、さすがに無理があるようです。

本当に必要な法律なら、ごまかしたりせずに、堂々と本当のことを言って憲法を変えてからやるべきでしょう。
まぁそれが難しいからやってるんでしょうけど。

今の日本の状況では、政治家は上に立つほどいろんなしがらみや脅しもあって妥協せざるを得ないし、本当のことを言えない場合がある、というのはわかります。命を落としたり、スキャンダルで失脚させられたりしますからね。

でも、強引に無理を通すとなんでもありになって、三権分立は名前だけになってしまいます。

ちなみに、憲法は権力者を縛るもので、法律は国民を縛るものだ、と玉木議員は言います。

(彼は東大法学部卒の元大蔵官僚らしいですが、非常にわかりやすい話をしてくれます。
ちょっと調べたら、国会での質問回数や議員立法提出回数などを元にした民間のランキングで最上位の三つ星議員にランクされてました。
HPみたら、無駄なものを指摘して改善させたり、実績もいろいろあげてるようです)

もっとわかりやすく言うと、
憲法は、国家権力が好き勝手やれないように、こうしなさい、これはダメだと定めているものだとか。
法律は国民が生活するのに必要なルールというわけです。

だから、憲法を変えるのは国民の同意があれば問題ないですが、憲法違反を許しちゃダメなんです。

平日にも関わらず、国会前に多くの人がデモに集まるわけです。

昔はマスコミが無視したら国民はデモの実態を知ることができませんでしたが、今はSNSが普及してるので、多くの人に伝わる。
デモで法案の採決を止めることはできないけど、政治家も官僚も完全無視というわけにはいかなくなっているので無駄ではない、という話でした。

ジョーさんが、「政治家は官僚のあやつり人形じゃないのか」と問いただすと、

「私も日本を動かすなら官僚だと思い、大蔵省に入った。でも、しょせんはサラリーマン。上司に従うだけ。そして省益しか考えなくなる。
昔と違い、今は役人の人事は官邸が握っている。だから、官僚トップの目はそちらを見ている。結局誰も国民のことなど見ていない。
やはり、政治家でないと省の垣根を越えた活動はできない、と思い転身した。最初は落ちましたけど」

みたいな話をされました。

そういった志の高い政治家が増えて欲しいものです。

ただ、権力に近づくと、理想どおりにはいかなくなるのが世の常。

日米合同委員会では政治家は呼ばれず、官僚トップがアメリカの指示を受けてますし、政治に金がかかるのも事実なので、モンスターシステムやその他のお金や脅しによって、または官僚からの説明や説得によって、あの手この手でまるめこまれるケースも多いんでしょうね。

法案をまともに全部読んで理解している議員は少ない、とも玉木議員は言ってましたし。


今回、最終的には法案阻止のためには牛歩戦術でも内閣不信任案でもできることは何でもするとは言ってましたが、絶対多数を与党が保持しているなら結局通ってしまうんでしょうね。

まぁ、そんな暴挙でもないと日本人は目覚めないのかもしれません。


ただ、こんなシナリオだったらどうでしょう。

真っ向から対決姿勢を示すとつぶされるので、安部さんはアメリカの言いなりになっているフリをしていた。
横暴ではあっても緊急事態に即座に対応できる自衛隊にして自分の国は自分達で守れるようにし、輸入に頼らない独自の(フリー)エネルギー源を確保したのち、安保を破棄。
アメリカ軍には出て行ってもらい、アメリカとは対等な国になり、外国からの理不尽な要求は拒否。
官僚制の弊害をなくして、大麻解禁など、いいと思われる政策をどんどん実施し、争いや奪い合いのない循環型の平和な社会になりましたとさ。

そんな簡単にいかないのはわかってますけど、そうなったらいいな。


「想像してごらん。
全ての人々が過去に縛られず、未来に怯えることなく、今に生きて平和に暮らしてるところを。
僕のことを夢想家って君は言うけど、そう思っているのは僕一人じゃないんだ。
君達も同じように想像するようになって、全ては1つだと理解し、世界が1つになる現実が創造されることを望んでいるのさ」

~ジョン・レノンのイマジンより意訳~


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