前回の記事に書いたように、今の状態を普通だと思うだけで、苦しみが半減しました。
20代前半、腰の痛みや体のだるさ、重さが尋常じゃなかった頃の話です。
その頃は「今ここ」なんて聞いたこともなかったので、「今しかない」なんて思ってもいませんでしたし、比較がよくないなんてことも知りませんでしたが、ネガティブな思いや言葉がよくないという話を知ったので、それを出さないために考え付いたのが「今が普通」でした。
子供の頃は元気でしたが、それは過去の話です。
痛いとか辛いとかがある今の状態しか現実に存在してないならば、それを自分の普通の状態だと思うのは詭弁でもごまかしでもなく事実です。
だから、痛くても普通、辛くても普通と思うことができました。
それで「痛い」「辛い」「苦しい」「きつい」と常に思ったり口にしてたのをやめて、1週間ほどで全て半減しました。
そこで感謝や喜びの思いが自然と湧き上がってさらによくなり、最後には腰痛のことを考えなくなり、痛みから解放され、元気になっていきました。
ただ、体と潜在意識は、腰を痛めた時のことを覚えています。
ちょっとした体の動かし方や肉体疲労を感じた時に、ギックリ腰という形で何度もまた痛みを味わうということを繰り返しました。
これが、200キロの荷物持ったとか、物理的に明らかに許容範囲を超える負荷がかかったのなら仕方ないかもしれません。
でも、ちょっと自転車を動かしたとか、網戸をはめ直そうとしたとかってだけでギクッと痛めて寝込んでいました。
これが条件反射です。
こんな程度の刺激で本来痛めるわけがないのです。体はそこまでヤワではありません。
細胞の記憶や潜在意識の恐怖が肉体に影響を及ぼしただけなのです。
前にも書きましたが、それを本で知ったので、
「これはただの条件反射。こんなことで痛めるわけがない」
と言い聞かせることを続けました。
その結果、年に5、6回寝込んでいたのが、
ギクッとしても寝込むほどにはならない→ギクッとしても痛めない→ギクッとしない
という風に変化しました。
同じように風邪も、年に5、6回会社休んでましたが、
「私は風邪をひくことを信じません。病気なんかに私の体を使うことをしません」
と言い聞かせるようにしたところ、
風邪の症状が出ても認めないで、アファを繰り返し一晩で治る→風邪の症状が出ても寝込まない→風邪をひかない
という風に変化しました。
条件反射は自分で意識していない領域で起こります。
ですが、顕在意識でそれが条件反射で起きてることを認め、それをやめると決意することにより、条件反射を外すことができます。
もちろん、簡単にはいかないこともあります。でも100%それを信じ込めたらできます。
それまでにお試しが何度かくるかもしれませんが、そこをクリアしたら、もう信じる必要もなくなります。
自分にとって当たり前の話になるのです。
病気だけでなく、いろんな常識についてもそうです。
年とると記憶力がなくなるとかって、無意識に条件反射的に思っているからそうなるのです。
実際私はひどかったです。忘れまくるし、誰も私の記憶は信用しないくらい。
でも、そういうことはないんだ、自分は必要なことは覚えていられる、と思い込むようになったら、必要なことは忘れなくなりました。
思いが現実を創っているとよく言いますが、思いというのは顕在意識だけではありません。
まず、自分が気づいていない条件反射や不要な信念を見つけることが大事だと思います。
それは自分がつい繰り返してしまうミスや病気や怪我などを考えればわかるでしょう。
特に今、思うことが現実化するスピードが早まってるといろんな人が実感しています。
ですから、いろんなことを試すチャンスです。
どんどん不要な信念や条件反射を手放していきましょう。
私もまだまだ「自分には無理」だとか思うことがありますから、チャレンジしていきます。
逆に、ネガティブなこともすぐに現実化しますから、冗談でも思ったり言ったりしないよう気をつけましょうね。
ウチの子なんて、学校休めるから、病気なったっていい、とか言った次の日には風邪をひき、その次の日にはぜんそくにまでなりました。
私の話が本当だったと身をもって知ったので、もうそんなことは言わないでしょう。
そういう意味では、いい経験になったとも言えますから、ネガティブなことをいうのもいいかもしれませんが、お勧めはしませんよ。
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条件反射を外そう
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